一概に膝と言っても・・・(^_^; テーピング
成長期の留意点 関節液とグルコサミン、コンドロイチン
一概に「膝」と言っても・・・(^_^;
一概に「膝が痛い」と言っても障害が起こっているところで区別されます。
関節的には・・・
  1. 大腿骨−頚骨関節
  2. 上部頚骨−腓骨関節
  3. 膝蓋骨−大腿骨顆部関節

と、別れて、靱帯的には・・・

  1. 膝蓋靱帯
  2. 内側側副靱帯
  3. 外側側副靱帯
  4. 前十字靱帯
  5. 後十字靱帯
と、いうふうに別れます。(^_^;
更に関節胞、内側半月板、外側半月板などもあり、一概に「膝が痛い」といえど何処に炎症があるかによって対処法も変わります。(^_^;
テーピング
テーピングの基本的考え方は「怪我をする前の予防のためにするもの」であって「怪我をしてからする物」ではありません。(^_^;
で、
同じテーピングでも『動作補助』と『可動域制限』の2種類があって、それぞれ使うテープも違います。(^_^;
膝の場合、5種類の靱帯、内外側半月板があるように7種類のテーピングがあるわけで、例えば内側側腹靱帯を痛めているのに膝蓋靱帯保護のテーピングをしたところでなんの保護・強化にもならないということです。(^◇^;)
成長期の留意点
人の骨格はだいたい22〜3歳で完成します。
それまでは程度の差はあれ成長しています。
ですので、骨自体の強度は比較的弱いのです。

若いスポーツ選手に多いのですが、膝のお皿の下辺りが膨れて痛いことがままあるのですがこれは「オスグット病」と言って骨が剥がれることから起こります。(-_-;)
何故、骨が剥がれるかと言いますと、先に述べたようにまだ骨の強度が十分じゃないのに大腿四頭筋(太股の前の筋肉)が強化されて、強靱な牽引力が頸骨粗面(大腿四頭筋が下腿骨(頸骨)に付着する面)にかかることによります。

このような場合、そのままにしておいたら骨が浮き上がった状態で骨化し、でっぱりとなって一生残ります。
基本的に筋肉の腫脹ではないのです。(・_・)b

もし、兆候があるようなら、バンテージテープで浮き上がっている面をしっかり押さえつけて下さい。
テープは被れることが多いので、オスグッドバンドの方が有用ですけど。(^_^;
ま、その前にお母さんの食に関する知識を入れ替える方が優先なんですけどね。
関節液とグルコサミン、コンドロイチン
関節軟骨に良いとか、関節を復旧するのに必要な栄養素というかたちで良く宣伝されているのがコンドロイチンとグルコサミンですが、σ(^_^;としては全く無意味じゃないかと。(^^;
何でかというと、関節半月には側複靱帯と癒着している人なら辺縁部だけ栄養血管が配置されてはいるが、基本的には再生能力がないものである。
それがどうやって再生するんだい?(?_?)
さらに謎を言えば、コンドロイチン、グルコサミンは共に配糖体で、基本骨格が糖であるわけだから、食物として取り入れるのならグルコースの糖形態で吸収されるはずであり、それが膝関節に集約的に、しかもコンドロイチン、グルコサミンとして再合成される確率は一体どのくらいなのだろうかと。
漢方的思考の中に「医食同源」という言葉はあるが、その部位が修復期に入っているか、健康体であるかという仮定の上で成り立つものであって、病変があるうちは無駄だ。
もし、膝に水が溜まりやすい人が飲むと、関節液の材料が増強されるわけだから水腫が更に亢進しかねないと思うのだがな。?(゚_。)