ウチは接骨院

ウチは接骨院であって、整形外科でも整体でもカイロでもエステでも鍼灸院でもない。

ここの掲示板にもあったし、メールフォームから送られてくるDMや電話による営業、及び郵政メールによる営業なんかを見ていると「ここはなんの商売だっけ?」って思うことが度々ある。
いちいち返信するとか送り返すのも面倒なので、ここでウチの基本スタンスを書いておこう。

基本的にウチは外傷基準ですから、痩身、健康食品などは全く興味がありません。
よく来るのが耳ツボ痩身法とテープ類、あとマイナスイオン関係と治療法関係。
この中で興味が湧くものは全くありませんので。

ウチに営業をかけるとするなら学術的論点をちゃんと整理してデータとして出してきて貰いたい。
健康食品関係なら「・・・・に効く」とか「活性酸素を・・・」とかのウリ文句で送ってくるが、前者はハッキリ言って薬事法違反。 後者は共有結合で存在する酸素がなんでイオン分解しなければならないんだ?っていう問いに答えてから送ってきて欲しい。酸素を分解させる時には触媒となる酵素が存在し、中間状態に於いてもイオン化した酸素なんぞどこに存在するんだい?そんなO-が存在するのなら人間の体液のpHは乱高下するはずだが、pH7.4で安定しているのは何故なのかというのに答えてからにして欲しい。 それと、健康を維持させる為の食品というのなら、どの代謝経路をどのように活発化させるかというのも必須です。 そして、痩身の方にも抵触しますが、「食べてやせる」系の健康食品はどのように褐色脂肪細胞をオーバーロードさせるかということと、どのようにβサイクルをオーバーロードさせるか、食物からカロリーとなるものを吸収させないという系統ならば、吸収させないメカニズムがあるということは、消化作用を減弱させるはずなのに減弱してないという事実はどう説明してくれるんでしょうかね。まぁ一部、体内で食物コーティングするものがあるらしいが、そこまでして食べたいというのもなんだかなぁ。。。

マイナスイオン関係もこれまた解答が無い業種の一種です。
液体でない限りマイナスイオンが単体では存在出来ないはずなのに「マイナスイオンを発生し・・・」って仰っても「じゃあプラスイオンはどうなのよ」ってなる。 で、「プラスイオンは埃に帯電してます」っていうから「じゃあ静電気なんかは人の身体に帯電するわけ無いし、雷も地上まで届く前に空気中の埃に力価を喰われる訳ね」って言ったら返答がない。
マイナスイオンを水から作るならOH−以外では存在しないというのにH3O-っていう訳のわからない分子式を出してくるところもあるそうな。 仮にOH−がマイナスイオンの正体とするならば、マイナスイオンを単体で取り出せるのなら水酸化ナトリウムからでも取り出せるんでしょうかねぇ。 ナトリウムは金属ですから単体は見たことありますが、実験で水酸化ナトリウムを作る時にも水は使っても水酸化イオン単体は物質として見たことがない。 っていうか、水溶液状態でないと存在し得ないイオンをどうやって気化させるんでしょうかね?
化学式で書くと・・・
2Na+2H2O→2NaOH+H2↑
このように水酸化ナトリウムにもOH-が含まれますので、是非やってみて下さい。 強塩基ですので水より電解しやすいですよ。

それから痩身法かな?
耳ツボや健康食品が主流で、たまに薬品関係があるくらいか。
耳ツボなんざぁ鍼灸師の仕事だし、そんなものに関わってる暇もない。そんなことするぐらいならトレーナーの方が楽しいし。そもそも接骨院でなんで痩身なんだ?ここの知恵袋にも書いたが、痩身には興味はない。あるのは体脂肪率削減だけ。スタイルなんか知ったことではない。

そんなこんな書いてますが、ウチに来て成功した営業が過去に二件あります。
1つは作用機序から禁忌、果ては理論の構築まで回答したメーカー。
もう一つはウチが欲しかったものを売りに来た。w
これは販路を探すのが難しかったので逆に良かった。ww
故に、ウチで営業を成功させるには・・・・・
1)理論構築とそれの反駁にちゃんと対応できること
2)納入実績を敢えて語らないこと。
だな。w